青森りんごの会 鮮度・糖度保証のりんごや青森県産りんごを使ったりんごデザートの通信販売
日本のりんご生産量の50%を占める青森県は、収穫直後にりんご専用の冷蔵庫で貯蔵し品質管理されています。これは、皆様に一年中新鮮なりんごを食べていただくためと、消費地での供給過剰を防ぐためです。
収穫後のりんご


普通冷蔵庫
▲普通冷蔵庫

CA冷蔵庫
▲CA冷蔵庫

青森県の貯蔵倉庫の歴史
明治時代の「土蔵」に始まり、現在の「普通冷蔵庫」と「CA冷蔵庫」の2つに至ります。

現在使用している冷蔵庫は、りんごの入った木箱が100箱保管できる小規模施設から、農協やりんご卸売業者が使用しているような数万箱保管できる大規模施設など様々あります。

青森県にはこのような施設が多数あり、りんごの販売時期によって使用を分けています。

これらの冷蔵庫を使用しての品質管理方法は生産者の方々や他県ではあまり見かけられない方法です。

冷蔵庫の種類
普通冷蔵庫 収穫してから3月頃までに販売されるりんごを氷温(0〜−1℃)で管理し、お客様の注文に応じて出荷します。

CA冷蔵庫 4月頃から販売されるりんごを貯蔵します。特殊な空気組成をした倉庫内で収穫直後から3月末まで密閉貯蔵します。

CA冷蔵とは
CA冷蔵とはControlled(コントロールド)Atmosphere(アトモスフィア)Storage(ストレンジ)の略です。
空気組成を人為的に調整するとともに、低温で管理し、りんごの呼吸を抑制することによって長期間新鮮さを保持することのできる貯蔵の仕方です。

4月から出荷されるりんごは「CA冷蔵庫」で貯蔵したりんごです。「CA冷蔵庫」は、冷蔵庫内の空気組成を酸素:2%、炭酸ガス:2.5%、窒素:95.5%にした特殊な冷蔵庫です。

「CA冷蔵庫」で貯蔵するりんごは、通常より7日〜10日早く収穫します。未熟なりんごの証である「でんぷん質」は長時間、冷蔵庫内でかすかに呼吸して生きていくりんごのエネルギーとして分解され、出荷時には消えています。糖度が3月以前のりんごより少し低くなるのはこの理由からです。

また、まれにりんごの果肉が茶色くなる「果肉褐変症」がでてくることがあります。これは、りんごの寿命が尽きた証拠で外見からは判別できません。