第11回 冬の使者、藤崎町・平川の白鳥たち  (2009/2/4)
画像をクリックすると拡大画像が見られます。
※一部拡大できない画像があります。

取材日:1月24日(日)   青森県藤崎町


「青森りんごの会」事務局から車で10分〜15分ほど離れたところにあるのが藤崎町。りんごの品種「ふじ」が誕生した地としても有名ですね。
さて、その藤崎町は、一級河川(岩木川・浅瀬石川・平川)が3つ流れているという全国的にも珍しい町なのですが、なかでも平川は毎年冬になると白鳥が飛来する川として、津軽地方では有名です。(平川の白鳥は、県の天然記念物に指定されています。)

 

今冬の平川への白鳥飛来は10月17日頃だったとか。昨年の10月半ば頃は平年よりも5度ほど気温が高く暖かかったものの、最初の一団は7羽にて例年と同じ時期にやってきたようです。最初は少ない数ですが、寒さを増すに連れてだんだん数が増えていきます。

藤崎町の平川には「白鳥ふれあい広場」があり、川岸まで降りられる階段(車椅子でも利用できるように、スロープ付き)があります。
また、12月〜3月の間だけ使用できる「こーやまるくん」(右写真)という建物から、ゆっくりじっくり白鳥を観察することも可能になっています。

 

スタッフKがこの「白鳥ふれあい広場」を訪れたのは、今年何度目かの強い寒気が上空に入り込んだ、ひときわ寒い日。今年から鳥インフルエンザ対策で野鳥(渡り鳥)へのエサやりを自粛する呼びかけが県からあり、例年なら白鳥にエサをあげるのを楽しむ親子連れやお年寄りがたくさんいるのですが、この日は車の中から眺めている人が数人といった感じでした。(寒すぎて車から出られない、といったほうが正しいのかも!?)
また、午後だったせいもあるのか、例年であれば川面を埋め尽くすようにいる白鳥が少ししかおりませんでした・・・。エサを探しにどこかへ行っていたのでしょうか!?

 

「はくちょう広場」は平川の河川敷にあり、川岸まで階段が整備され間近で白鳥を見ることが出来ます。この日はなぜか階段の近くには白鳥が1羽だけ、他は数え切れないくらいの鴨、カモ、かも・・・。川岸に近づくと、「エサ!エサ!エサ!」とねだるように移動してきます。階段に停まって座って(?)いる鴨達も、スタッフKが近づいても逃げません。むしろ、「ココ通っていいよ!」というように少しよけるだけで、またちょこんと座ります。川面では、親子の鴨でしょうか、お母さんらしき鴨が移動したのによそ見していた子鴨たちは全く気づかず、慌てて母鴨が戻り小鴨たちに注意したり・・・なんて一幕も。そんな鴨達の様子に「か、かわいい・・・!」と、本来の目的も忘れてしばらく和んでしまいました。

 

あまりの寒さに「うう、もう帰ろうかな〜」と思った時、ようやく白鳥を撮りに来たんだと思い出し、いないかな〜?と見渡してみると・・・広場の階段から少し離れた中州の方に、何羽かまとまっておりました。
この日は冷え込みが一段と厳しかったためか、川の上に優雅に浮かんでいる白鳥もいれば中州で丸まっている白鳥も。長い首を器用に折り、丸く縮こまっている白鳥の羽はふわふわで暖かそう・・・。見つめていると抱っこしてみたくなりませんか!?

 

また、羽が灰色の白鳥も。これは今年初めての冬を迎えた幼鳥です。体はもう大人の白鳥と変わりないくらい大きくなっていますが、まだまだ子ども。だんだんと白い羽に生え変わり大人になっていきます。鴨の親子のように、こちらも灰色の白鳥のそばにはぴったりとお母さんと思われる白鳥が寄り添い、一緒に川の水面にぷかぷか浮かんでいました。「まだ子どもなのに、はるばるシベリアから渡ってきたのか・・・」と思うと、生命の力強さを感じずにはいられませんでした。

白鳥飛来地としては今回ご紹介の藤崎町の平川が有名ですが、「青森りんごの会」事務局の近くを流れる浅瀬石川も白鳥飛来地なんです。そして国の特別天然記念物に指定されている、東津軽郡平内町の小湊(こみなと)にある浅所(あさどころ)海岸があります。どこもみんな、津軽衆なら一度は訪れたことのある地ではないでしょうか?
ちなみに3月にはシベリアへ帰る白鳥たちが、ところどころの田んぼで羽を休めながら、落ちている種もみを食べる姿も見られます。こちらは春の訪れを告げる風景ですね。

さてさて。いつもならここで「津軽衆の豆知識」といくところなのですが、今回はスタッフKからの質問です。
平川で愛らしい鴨や美しい白鳥にとても心癒されたのですが、鴨たちに混じってこんな鳥を1羽だけ発見。
「ウミネコ!?カモメ!?」
鳥の知識が乏しいスタッフK、判別つきません・・・。そしてウミネコやカモメは海にいるものと思い込み(?)があるので、どちらにしろなんだか違和感・・・。
この鳥の名前が何なのかお分かりになる方、こちらkyoei.bussan@ringonokai.jpまで、どうぞお知らせください!気になって仕方がないスタッフKを助けてください〜!
つがるの風物詩 一覧に戻る≫
▲ページTOPへ