発見!まるごと津軽の風物詩

第5回 津軽のダム公園「虹の湖にじのこ」の芍 薬しゃくやく (2008/07/25)
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取材日:6月22日(日)  青森県黒石市



『虹の湖』(愛称:虹の湖公園)は、青森県黒石市にある「道の駅」。1988年に浅瀬石ダムの完成と同時にダム公園としてオープンして以来、黒石市市民のみならず近隣市町村の津軽衆にとっては馴染み深いレジャースポットです。


その『虹の湖』ですが、6月の中旬頃から約30種・約700株の芍薬(しゃくやく)が見ごろを迎えます。今年は平年より1週間ほど早い開花を迎えていたため、うっかりスタッフK、盛りの時期を逃がしてしまったようです・・・。しかしながら、まだまだ咲いていましたので、皆さんにもご紹介しちゃいます。

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」とは、美しい女性の姿を形容する言葉ですが、芍薬と牡丹の花はよく似ていますので、「どこがどう違うの?」と疑問に思う方も多いのでは?
どちらもボタン科ボタン属の花なのですが、違いといえば牡丹が「木」であるのに対し、芍薬は「草」であることでしょうか。また、牡丹は木ですので、枝振りが横に広がっていくのに対し、芍薬は真っ直ぐ上に伸びて咲きます。その違いから、「立てば芍薬 座れば牡丹」という形容が出来たとか。面白いですよね。また、芍薬はその名に「薬」の字が使われているように、古くからその根を乾燥させて漢方薬として用いられてきました。
                                 牡丹           芍薬

では、『虹の湖』の散策コースに咲く芍薬をご紹介していきます!(画像をクリックすると拡大画像が見られます。)
かげろう
外側の数枚が淡いピンク色で、中心は白い花びらになっています。また、中心の方の花びらは細長くウェーブして見えます。薄いピンクの花びらと白い花びらのコントラストに、その名の「かげろう」のような儚さ(はかなさ)を感じませんか?
ビロードクイーン
紫に近い濃いピンク色の花びらに、中心が明るいピンク色の花びらが盛り上がるように咲いています。濃いピンク色の外側の花びらはビロードのような色合いですし、中心の花びらのボリュームが豪華で、「クイーン」を名乗るのにふさわしいですね。
サラベナール
薄いピンクの花びらが幾重にも重なりあって咲いているため、花びらの根元部分が濃い色に見える、不思議な色合い。ボリュームもたっぷりで、「重そう」なこの芍薬は、せっかくの美しい顔を隠すようにうつむいて咲いていました。
ビーナス
サラベナールと同じく薄いピンクいろで何十もの花びらで咲いたこのビーナスですが、さすが美の女神の名前を持つだけはあります。「私がビーナスよ!」と主張しているかのように、まっすぐに立ち顔を上げて咲いていました。その様子は心が明るくなるような、そんな爽やかさもあります。
ラテンドール
真っ白な花びらが重なり合って咲く姿が、とても愛らしいラテンドール。私、ずっと「ラテン・ドール」だと思っていたのですが、フランス語で「優しさ」や「心配り」を意味する「la tendresse(ラ・タンドレス)」なんだそうです。・・・恥ずかしい!ラテンのお人形さんてことかな?と思いながら可愛いなあと一番のお気に入りだったのですが、言われてみればこの白い花の慎ましやかな感じが、「優しさ」という名前にぴったりだなあと思いました。
フェスティバマキシマ
白い花をもう一つご紹介。花の大きい芍薬の中でも大輪の花の「フェスティバマキシマ」。中心の花びら数枚の先に、スっと赤い色がついている様もちょっと豪華な感じがしますね。名前を直訳すると「最大のお祭り」。華やかで大輪のこの花にぴったりの名前ですね。
火祭
炎のような形の花びらがモリモリっと集まって咲いているのは、その名も「火祭」。青森の火祭りといえば「ねぶた祭り」ですが、勇壮で燃えるような「ねぶた祭り」のような勢いではないでしょうか!?
絵姿
「火祭」によく似ていますが、こちらは花びらのボリュームが「火祭」よりも少なめに見えつつも、ピンク色のボリューム感たっぷりな豪華な花ですよね。すっくとまっすぐに立つ姿はまるで絵に描いた美人画のような、清潔感のあるあでやかさですね。
極光
紫がかったような濃い桃色。夕日(取材は夕方行いました)の中でもひときわ目を引く鮮やかな色合いでした。
潮騒
これもまた濃い目のピンク色の花びらがボリュームたっぷりの芍薬です。薄いピンク〜白色のものが一般的なようですが、ここ「虹の湖」の「潮騒」はピンク色で、ちょうど見ごろを迎えていたので、たくさん咲いている様子は見ごたえがありました。

  
      「滝の粧」           「夕映」              「行く春」

今回ご紹介したのは30品種中10品種しかありませんが、「滝の粧」「夕映」「行く春」といった、気になる名前の芍薬が20種類もあります。
6月中旬ころから咲き始め、見ごろは6月下旬頃まで。暑すぎず寒すぎないこの時期、ダムを渡って吹く爽やかな風を感じながら芍薬園を散策してみてはいかがでしょうか。

道の駅「虹の湖」は浅瀬石ダムのダム公園ということで(やはり?)黒石市郊外にあるのですが、「パターゴルフ場」や「バーベキューガーデン」、「ゴーカート」などの施設やアスレチック遊具等も揃っていますので、休日は家族連れで賑わう公園なんです。(スタッフKなんて、小・中・高校とバス遠足で行きましたし、小学生の頃は月1回は遊びに行ってました!今でも十和田湖や八甲田にドライブする時は、ふらっと立ち寄ってしまう公園です。)
冬期間は閉鎖されるのですが、近くにある「ランプの宿 青荷温泉」の送迎シャトすね〜。ちなみにレストハウス1階ではランプの展示・販売をしています。懐かしい形のランプなど、見るだけでも楽しいですよ。
ちなみに!浅瀬石ダムは八甲田山系の湧き水や雪解け水、雨水を蓄えているダムです。津軽地方の農業や生活にはなくてはならない存在なのです。

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